<2021年2月のひとりごと>
私が現役選手として競技に熱中していた1974年頃、マラソンはまだ特別な種目と思われれていて、
競技人口は少なかった。だから陸上のシーズンといえば、4月から始まるトラックシーズンが中心で
冬場はそのトラックシーズンに向けての準備期間と位置付けて練習していた。
ところが現在は、長距離選手にとってマラソン中心に年間のサイクルが回っている。
ハーフマラソンやマラソンの大会が一挙に増えたことにも要因がある。
そんな近年の状況から、どうしてもトラックレースに積極的にチャレンジする選手が
市民クラブでは極端に少ない気がする。
使いたい時間帯に使用できる競技場が少なかったり、効果的練習法が分からない、といった問題もあるのだろう。
私は、昨年から実業団の女子選手を育成する機会に恵まれている。
2021年度はトラックで実績のある新しい選手の加入もあり、トラックレースに積極的にチャレンジしたいと思っている。
そして今まで不完全燃焼としてくすぶっていたスピード強化の為のヒルトレーニングを完結させたい。
最終的な目標はマラソンでの成功にあるが、トラックの5000mの記録がマラソンの基本スピードであり、
その記録向上がマラソンの記録向上に大切な要素を含んでいることを証明したい。
以上
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